最低賃金の引き上げ

 厚生労働省は、2017年度の最低賃金の目安を全国平均で時給25円引き上げ、848円にすると決めました。2002年度以降、2016年度と並び過去最大の上げ幅となります。最低賃金に近い時給で働くパートやアルバイトなど非正規社員の待遇改善につながります。正社員と非正規社員の賃金格差が縮小することになります。
 最低賃金は、企業が働き手に支払わなければならない最低限の賃金です。現在の全国平均は823円ですが、各都道府県の審議会が地域別の最低賃金の実額を決めています。日本では労働者のうち非正規社員が4割弱を占めています。賃金格差が大きく、非正規は正社員の賃金の約6割に過ぎません。欧州諸国の78割と比べても隔たりが大きくなっています。非正規の処遇改善が進めば、日本経済の底上げにつながります。

(2017年7月26日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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