「風疹ゼロ」プロジェクトとは―Ⅴ

妊娠希望の女性
抗体検査より、免疫不十分だと判明した場合は、風疹ワクチンの接種をしましょう。ワクチン接種をした女性は2ヵ月間は避妊が必要です。また、ワクチン接種後妊娠が判明したとしても、現在までのデータでは、問題があった報告例はないので、妊娠を諦める必要はありません。

妊娠している女性の家族の注意点
可能な限り早く抗体検査を受け、免疫が不十分な場合は、風疹ワクチンの接種をしましょう。なお、過去に風疹に感染した方や予防接種を受けた方が再度予防接種を受けても、特別な副反応が起こるなどの問題はありません。そのため、時間のない場合は、ワクチン接種前の抗体検査は必ずしも必要はありません。また、風疹ワクチンの接種により、周囲の人に感染することはありません。

妊娠している女性の注意点
特に妊娠12週未満の妊娠初期の人は人混みを避けましょう。産婦人科で妊娠初期に行われる風疹の抗体検査で、抗体価が低いと判明した妊婦さんは特に注意が必要です。同居する家族の方が風疹に対する免疫が不十分な場合は、すぐにワクチン接種をしてもらいましょう。
抗体価が低い妊婦さんは、出産後ワクチン接種をしましょう。次の妊娠を考えている方は、特に産後すぐの接種をお勧めします。授乳中でも接種は受けられます。

(おぎゃー献金のすすめ 風疹特集)
(吉村 やすのり)

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