いじめの認知件数の増加

文部科学省の発表によれば、2017年度に小中高校などで認知したいじめの件数が、過去最多の41万4,378件(前年度比9万1,235件増)でした。学校別のいじめ認知件数は、小学校31万7,121件(前年度比7万9,865件増)、中学校8万424件(同9,115件増)、高校1万4,789件(同1,915件増)で、小学校の低・中学年が特に急増しています。類型別では、冷やかしやからかいが最も多く25万7,996件です。軽くぶつかられたり、叩かれたりするが8万7,170件でした。インターネット上での誹謗・中傷は、前年比1,853件増の1万2,632件で、最多となりました。被害者の生命・身体の安全が脅かされるなどの重大事態は、小学校145件、中学校224件、高校102件で、このうち7割は被害者が不登校になっています。
小中学校の不登校は過去最多の14万4,000人に上り、うち6割は欠席が年間90日以上でした。小中学校の不登校は、統計を取り始めた1998年度以降で最も多い14万4,031人上り、うち6割は欠席が年間90日以上でした。小学校956人、中学校4,281人は1日も出席していません。子どもや保護者に「無理に学校に行く必要はない」という意識が広がりつつあります。昨年2月には、不登校生がフリースクールなど学校外の場で学ぶ機会を確保できるよう、国や自治体の支援を明記した教育機会確保法が施行されています。子どもを焦らず長期的な視点で支援することで、学校に戻るような取り組みが必要です。

 

(2018年10月26日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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