がん保険の増加

がん保険とは、がんになって入院したり、手術をしたりしたときに給付金を受け取れる保険です。2017年度の保有契約件数は2,400万件を超えています。患者数の増加にともなって市場は拡大を続けており、契約件数はこの3年間で11%増えています。一定の契約期間内に給付金を受け取れる定期保険と、一生涯保障が続く終身保険のような2つのタイプがあります。

医療技術の進歩でがんの治療が変化し、がん保険の保障内容も変化しています。厚生労働省によると、2008年には通院するがん患者の数が、入院するがん患者の数を逆転しています。古いがん保険の中には、20日以上継続入院しないと通院給付金がもらえない商品もありましたが、今は入院よりも通院保障に重点を置いた商品が主流になっています。

(2018年12月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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