がん免疫薬の副作用

がん免疫薬は体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたきます。従来の抗がん剤が効かない末期患者の一部にも高い効果があります。小野薬品工業のオプジーボなどが代表格です。オプジーボ単剤の副作用を調べたところ、2014年7月から今年の1月までに副作用が表れた患者数は約1万人で、このうち約5千人が重症化しています。肺が硬くなり呼吸困難に陥る間質性肺疾患や甲状腺機能障害などの副作用が見られています。
がん免疫薬だけでは十分な効果がなかったり副作用が出たりした時は、他の抗がん剤などに切り替えることがあります。副作用対策で抗菌薬などを使うこともあります。日本皮膚科学会と日本臨床腫瘍学会は、オプジーボをはじめとするがん免疫薬の効果が出ずに投与をやめた後、抗がん剤を使ったときなどの患者への影響調査に乗り出します。がん免疫薬の使用中は通常の抗がん剤に比べて副作用が少ないとされていますが、投与をやめて他の抗がん剤などに切り替えると、皮膚などに重い発疹が出るという報告が相次いでいます。

(2019年1月29日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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