がん治療と仕事の両立

日本人の2人に1人はがんに罹ります。がん患者の3割を働く世代が占めています。治療技術が進み、がんを患っても前向きに働き続ける人が増えています。働く世代のがん患者は増え続けています。国立がん研究センターによると、生産年齢人口(15~64歳)のがん罹患数は、2014年に約24万3千人に達しており、10年間で1割強増えています。
がん治療は、抗がん剤や医療機器の進歩で、短期の入院と通院が中心になりました。働きながら治療できる病気になりつつあります。人手不足が深刻なこともあり、企業なども職場の環境や社内ルールを整えてきています。治療と仕事の両立には働く人の個々の体調や仕事への意識を細やかにくみ取り、職場での役割を定めることが大切です。

(2018年10月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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