7月31日~8月1日に、ふくしま子ども・女性医療支援センター医学生ガイダンスが実施されました。全国から医学生7名が参加し、福島県立医科大学、相馬市、公立相馬総合病院、南相馬市立総合病院を視察、見学されました。そのアンケート結果が集計されました。
福島県立医科大学における産婦人科や小児科を見学していただき、福島県の周産期医療の現状をよく理解していただけたと思います。相馬市の被災地の視察は、医学生にとって衝撃的ではあったものの、貴重な体験であったようです。被災地の基幹病院の公立相馬総合病院や南相馬病院の見学においては、医師不足の中で周産期医療を守る産婦人科や小児科の医師の姿に深い感銘を受けたようです。従来の産婦人科や小児科、あるいは周産期センターといった枠組みに囚われない、子ども・女性医療支援センターの設立目的が学生の方々によく理解していただけたように思います。
今回のガイダンスを通して、一人でも多くの学生が福島県下で産婦人科医や小児科医を目指してくれることを期待します。今後もこのような活動を継続していくことが大切です。
(吉村 やすのり)