わが国における生殖補助医療の成績―Ⅲ

妊娠率、生産率、流産率
 新鮮胚を用いた妊娠率は、採卵にあたり9.7%、移植にあたり20.8%を占めています。一方、凍結胚を用いた妊娠率は、移植あたり33.2%です。また赤ちゃんが生きて産まれる割合である生産率は、新鮮胚で移植あたり14.4%、凍結胚で移植あたり23%です。35歳前後より、妊娠率、生産率ともに低下しはじめます。
 一方、流産率は年齢が高まるにつれ上昇し、35歳で20.1%、38歳で26.7%、40歳で34.0%、45歳で63.2%に達しています。

 

(吉村 やすのり)

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