わが国における生殖補助医療の成績2016-Ⅱ

妊娠率・生産率・流産率
体外受精関連技術の妊娠率は、35歳前後より減少しはじめます。40歳では治療周期数あたり14.5%、45歳では2.5%の妊娠率に過ぎません。生産率は40歳で9.0%、45歳で0.7%にまで低下します。つまり体外受精を実施しても、挙児を得ることができるのは40歳のカップルで10組に1組以下、45歳でのカップルで15組に1組以下ということになります。一方、流産率は35歳前後より上昇し、40歳では妊娠が成立しても34.3%、45歳では65.2%が流産してしまいます。

(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。