65歳以上の高齢者が総人口に占める割合である高齢化率は、28.1％の3,557万人で、いずれも過去最高を更新しています。高齢化率は前年より04ポイント高くなり、高齢者数は44万人増え、比較可能な1950年以降伸び続けています。日本の総人口に占める70歳以上の割合も、前年より0.8ポイント高い20.7％、人数は100万人増の2,618万人となり、初めて2割を超えています。
男女別の高齢者数は、女性が2,012万人（高齢化率31.0％）と初めて2千万人を超えました。男性は1,545万人で25.1％です。日本の高齢化率は世界で最も高く、2位のイタリア（23.3％）より4.8ポイントも高くなっています。高齢化率は2025年に30％、2036年は3人に1人が高齢者になってしまいます。また高齢者の就業率は23.0％で、10年前より3.3ポイント上がり、主要7カ国で最も高くなっています。
（2018年9月17日 朝日新聞）
（吉村 やすのり）
