イクボス同盟

 イクボスとは、仕事と生活を両立し、部下にもその環境づくりを支援する新しい上司のことをいいます。女性の活躍を支援するカギにもなるような、人材を増やす企業の取り組みインボス企業同盟は、発足から1周年を迎えました。イクボスは、育児や地域活動なども大切にしながら、効率的に働いて成果を上げる上司像です。家庭を顧みずに働くことが出世につながるという考えは、次世代には引き継がないというのが、この同盟の設立の趣旨です。
 地方自治体でも、三重や広島など16県の知事、北九州や千葉の市長らもイクボス宣言をしています。役所での長時間労働を減らし、地元企業にも取り組みを促すなど、イクボス育成の取り組み拡大に知恵を絞っています。育児を辛い大変な義務とするのではなく、楽しい自分自身を磨く修練の場であると捉えることが大切です。育児ほど難しい仕事はありません。育児が出来るようになれば、何でもできるようになります。仕事上の困難も乗り越えることができます。

(2015年12月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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