キッズウィーク

 政府は、骨太の方針で2018年度からキッズウィークを創設することを打ち出しています。学校の長期休暇の開始を遅らせたり、終了を早めたりして休暇日数を削り、その分を別の時期にまとめて休むようにします。子どもたちの休みの合計日数は変わりません。例えば夏休みを短くして秋休みをつくります。平日の5日間を移せば、前後の土日とあわせて9連休になります。休みの時期は地域ごとに決めることができます。
 子どもが休む時に親が有給休暇を取るように促し、親子で過ごす時間を増やす狙いです。地域ごとに休みの時期が違えば観光地や交通機関が混まないから、費用も安く、旅行やレジャーに出かけやすくなります。シーズンでなくても観光地にお客さんがまんべんなく来れば地域活性化につながるし、消費も増えると見込んでいます。しかし、子どもに合わせて親が休めるとは限りません。夏休みの時期が地域ごとに違うと、部活動の全国大会などが開きづらくなることも考えなければなりません。

(2017年6月24日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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