コロナ禍での出産

近年、立ち会い出産は増えています。子育て関連サイトを運営するベビーカレンダーの調査によれば、74%が立ち会い出産をしたと回答しています。立ち会った父親の95%が満足したといい、54%が夫婦で感動を共有できたと答えています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で病院などでの面会制限が続くなか、出産時に家族が立ち会うことを禁止する産院も多くなっています。中には妊産婦の要望の声を受け、オンラインで出産を中継することを認めるケースもみられています。
ベネッセコーポレーションの出産・育児ブランドのたまひよが、4月に全国約3,200人の妊婦に新型コロナの影響を尋ねたところ、51%が出産時に配偶者などが立ち会えなくなったと答えています。事前準備が思うようにできず、不安を抱く夫婦も多いと思いますが、夫は立ち会えなくても別の形で子育てに関わることができます。夫婦で育児の役割分担を話し合い、出産に立ち会えなくてもベビーベッドの組み立てなど家庭でできる準備も進められます。

(2020年5月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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