コロナ禍での日常の変化―Ⅲ

テレワークの評価
新型コロナ下でテレワークが広がっています。テレワークの評価としては、メリットの方が大きいが38%で、デメリットの方が大きいの23%を上回っています。特に女性は46%がメリットと評価しています。在宅勤務の環境の違いも評価を左右しています。自宅に仕事に集中できる場所がない人(全体の34%)に限ると、メリット派27%より、デメリット派34%の方が多くなっています。
メリットの中身では、通勤時間が減ってゆとりができたが62%、自分のペースで仕事が進めやすいも59%、人間関係のわずらわしさが減ったも55%に達しています。一方、デメリットは、オン・オフのメリハリがつきにくいが64%、仕事を頼んだり相談したりしにくくなったが54%です。
コロナ前後の満足度を比較すると、私生活ではプラス回答がマイナス回答を上回り、仕事面ではマイナスの方が多くなっています。仕事のやりがいについても減ったの26%が、増えたの6%を上回っています。しかし、計7割がコロナ収束後もテレワークをしたいと答えています。一方で、自分の職場でテレワークが定着すると思うは45%にとどまり、思わないの53%の方が多くなっています。

 

(2021年1月12日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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