スロージョギング

 スロージョギングとは、歩く程度のゆっくりとした速度で走るジョギング法です。速く走るのではなく、楽に走るのを目標としています。体力を消耗しない走り方であり、走る事が苦にならず、結果として長い距離を走れるようになります。ランニングに比べて体への負担が少なく、高齢者など比較的体力のない人にも勧められる方法です。
 ゆっくり走るのには理由があります。走る速度が上がると、エネルギー源として糖を多く消費し、エネルギーを生み出した後に乳酸が発生します。乳酸が溜まらないギリギリの速度でゆっくりと走ると、疲労を感じることなく続けることができ、エネルギー源として脂肪を積極的に消費します。速度がゆっくりであっても、足を引き上げたり地面を蹴ったりするため、ウォーキングと比べて太ももやお尻の大きな筋肉をより多く使うことができます。

(2017年7月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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