ノンアルコールビール

 ノンアルビール市場は、年々拡大してきています。キリンの推計によれば、2017年の国内の出荷数量は2008年の7倍以上に増加しています。健康意識の高まりで、ビールを飲める場面でノンアルを選ぶ人も増えています。現在のノンアルビールは、アルコール分0%を達成しています。未成年者が飲んでも法的な問題はありません。しかし、ビール各社も、未成年者の飲酒を誘引する可能性があるとして、販売対象は20歳以上に設定しています。
「休憩時間にアルコールビールを飲むのはいかがなものか」休憩時間にノンアルビールを飲んで上司に怒られたという女性会社員の投稿が、ヨミウリ・オンラインの掲示板である発言小町に掲載されました。投稿に対し500件近い意見が寄せられ、就業時間中に飲むのは非常識、上司が怒るのは当然など、否定的な声が大半でした。ノンアルコールビールは、ビールに似た味がするだけで、ジュースと同じではとの問題視しない意見もみられます。仕事のオン・オフの境界線や、マナーの在り方などは時代と共に変わります。それに伴ってノンアルビールの飲まれ方も変化していくかもしれません。

(2017年7月30日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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