パラスポーツに触れる

 授業で障害者(パラ)スポーツを扱う取り組みが教育現場に広がっています。選手らと交流し競技を体験するだけではなく、体育の実技に採用する動きもあります。2020年東京パラリンピックに向けた啓発のほか、実際に体を動かして経験することで、健常児が障害者や多様性への理解を深めることに役立ちます。
 これまで障害について学ぶ授業は、座学や施設見学がほとんどでした。実際に健常者がやってみることで、子どもは誰にもできること、できないことがあることが理解できるようになります。他者が抱える問題を自分のこととして捉え、勇気を持って挑戦することの素晴らしさを学ぶ大変良い機会になります。スポーツは障害も言語も関係ないということを児童に感じてもらう良い機会になります。

(2017年6月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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