パリテ法とは

パリテとは、同数・均等を意味するフランス語です。人口は男女半々だから、政治も平等に担おうという考え方や原則のことです。フランスではこれに基づいて、2000年に候補者男女同数法(パリテ法)ができました。フランスでは候補者を半々にすることを政党に義務付けています。パリテは男女平等を目指すのが原則ですが、それを実現していくための手段の一つにクオータ(割り当て)があります。約130の国や地域で、候補者数や議席数の一定割合を男女に割り当てるなど、何らかのクオータの仕組みが導入されています。
わが国の女性議員は衆議院で約1割、参議院で約2割にとどまり、地方議会でも少ない状況です。候補者男女均等法ができると、各政党は、国会や地方議会の選挙で、候補者数を男女均等にする努力が求められます。政治は男の仕事という意識を変え、生活と両立できる環境を整えたり、女性の人材を育てたりすることが大切です。

(2018年5月16日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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