ホームレスの高齢化

 厚生労働省によれば、308市区町村でホームレスが確認されています。平均年齢は61.5歳であり、路上生活の期間は10年以上が34.6%を占め、長期化しています。公園や河川敷などで暮らすホームレスは、今年1月時点で5,534人に達しています。しかし、自治体の自立相談支援などにより、前年比では11.2%減少しています。
 ホームレスが高齢化している現状を踏まえ、来年度から全国の自治体で、保健師や看護師らでつくる医療チームの巡回活動を始めることにしています。ホームレスの生活習慣病の早期発見が狙いで、社会福祉士などと連携して生活保護の受給を促し、治療を継続できるように支援することにしています。

(2017年9月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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