マウスES細胞から卵巣組織作製

州大学の研究グループが、マウスのES細胞から卵巣組織をつくり、卵子を育てることに成功しました。これまでマウスのES細胞やiPS細胞から卵子をつくることに成功していましたが、卵子の作製にはマウスの胎児から取り出した卵巣組織が必要でしたが、今回の成果で、卵子を生み出すのに生体の組織が不要になりました。

ES細胞のみから、卵子を含む卵巣組織をつくれることが示され、体外で卵子が作ることができる可能性が出てきました。ヒトでマウスと同様の成果が得られるかどうかの検証とともに、安全性も含めて慎重な議論が必要ですが、ヒトの卵子の作製に向けての大きな一歩です。

(2021年7月16日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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