レビー小体型認知症

 レビー小体型認知症とは、アルツハイマー型、脳血菅性と並ぶ三大認知症の一つで、存在しない物や人が見える幻視が特徴的な症状です。レビー小体という特殊な物質が大脳皮質に多数現れます。頭がはっきりしている時とぼうっとしている時の差が大きく、大声で寝言を言うなど睡眠時の異常行動なども現れます。
 幻視は、アルツハイマー型など他の認知症ではあまり見られない症状です。しかし、レビー小体型認知症について詳しい医師は少なく、アルツハイマー型認知症や統合失調症などと誤診されるケースも多くなっています。動作が遅い、倒れやすいなどのパーキンソン症状もみられることもあります。厚生労働省によれば、65歳以上の認知症の人は2015年に全国で約500万人と推計されています。そのうち520%がレビー小体型と考えられています。

(2017年1月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。