主要国の年金開始年齢

国民年金の受給開始年齢は制度発足当初から65歳でした。主に会社員らが加入する厚生年金は当初55歳でしたが、何度かの改正で引き上げられてきました。男性は2025年度、女性は2030年度に全員が65歳からとなります。現状では、60歳を定年とする企業が依然多くなっています。年金がない60歳代前半は、雇用継続や再就職で収入を得たり、貯蓄を取り崩したりして生活する必要があります。現行制度では、年金をもらう年齢を60~64歳に早めたり、66~70歳に遅らせたりすることができます。
日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳です。内閣府の調査によれば、60~64歳の就業率は、2017年に男性79%、女性54%、65~69歳は男性55%、女性34%で、いずれも上昇傾向にあります。厚生労働省は、繰り下げの上限年齢を70歳から75歳に引き上げる案を示しています。世界的にも受給開始年齢は、引き上げられる趨勢にあります。米国では2027年までに67歳、英国では2046年までに68歳となる見通しです。

(2019年11月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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