人口減少社会―Ⅰ

国立社会保障・人口問題研究所の公表
 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、長期的な日本の人口を予測した将来推計人口を公表しました。1人の女性が生む子どもの数が今と変わらない場合、人口は2053年に1億人を割り、2065年には2015年比3割減の8,808万人になると推計しています。将来推計人口は国勢調査を基に5年に1度改定しています。出生率が近年改善しており、2012年の前回試算に比べて1億人割れの時期は5年遅くなっています。
 今回の推計は出生率の見通しを前回試算の1.35から1.44に上方修正しています。2065年の人口は前回推計の8,135万人から672万人増えています。それでも今より3割減って1954年の水準となり、少子高齢化の流れに歯止めをかけられていません。

(2017年4月11日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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