人工妊娠中絶の件数の減少

 平成28年度の衛生行政報告によれば、人工妊娠中絶届出件数は、168,015件でした。前年度の176,388件から8,373件、4.7%減少しています。調査開始以来、初めて17万件を下回りました。1549歳女子人口千あたりの実施率は6.5であり、前年より0.3ポイント低下しています。
 年齢階級別で見ると、4549歳以外の全ての年齢階級で減少しています。20歳未満では9.0%の減少、特に15歳未満は18.5%と顕著です。20歳以上で最も減少率が高いのは2529歳で、マイナス6.7%です。唯一増加している4549歳は、前年より0.9%増となっています。若年女性の中絶件数の減少は、避妊指導やピル服用などの性教育の成果も考えられますが、性行動の変化も否定できません。一方、40代の中絶の件数が減少しない理由としては、2人目、3人目の壁といった社会的な要因も否定できませんが、出産を終了した女性の避妊対策も考慮しなければなりません。

(吉村 やすのり)

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