人生100年時代構想会議―Ⅱ

高等教育無償化
大学などの高等教育は、低所得世帯を対象に無償化します。その柱は入学金を含む授業料の減免と、返済が不要な給付型奨学金の二つです。子どもが経済的な理由によって進学を断念することがないようにして、格差を防ぐ狙いがあります。政府は2020年度に導入することを目指しています。無償化は、原則として年収380万円未満の世帯が対象となります。
給付型奨学金は、学生生活を送るのに必要な生活費を賄うことを目的とします。教科書代などの修学費や課外活動費、通学費、通信費などが対象で、自宅に住んでいない学生には、住居・光熱費も支給します。在学中も毎年、学習状況が確認され、取得した単位数が必要な単位数の6割以下だったり、成績が下位4分の1になったりした時は、大学などから警告を受けることになります。警告が連続すると、原則として支援が打ち切られます。

 

(2018年6月14日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。