今日は国際女性デー

 今日38日は、国際女性デーです。国連が1975年に制定しました。米国で、1908年の38日に女性たちが賃上げなどを求めストライキをしたことが、この日付になった理由とされています。同じ頃欧州でも、女性たちが参政権などを求め声を上げ始めていました。
 国連のグテーレス事務総長は、「時代錯誤の考えと凝り固まった男性優位主義によって指導的地位はいまだに男性によって占められ、経済的ジェンダーギャップが広がっている」と指摘しています。これを変えるためには、女性の声に耳を傾け、女性たちが自分自身の人生と世界の未来をコントロールできるように、女性に力を与える必要性があります。
 世界経済フォーラムが発表した2016年のジェンダーギャップ指数で、日本は144カ国中111位でした。背景には、性別で生き方を決めるような考え方、性別分担意識が社会に根強くあります。それが女性だけでなく男性の生きづらさにもつながっています。公的機関で女性割合が増えれば、改革が促され、政策決定は改良され、社会全体が恩恵を受けることになります。

(吉村 やすのり)

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