介護留学生の増加

介護福祉士とは、介護の専門的な知識と技術がある人を認定する国家資格をいいます。高齢者らの日常生活の支援に加え、ヘルパーをはじめ他の介護職を指導する立場です。介護福祉士を養成する専門学校や大学に2018年4月に入学した外国人留学生は1,142人であり、前年から倍増しています。日本人を含む入学者は6,856人となり、6人に1人を外国人が占めています。一方、日本人は5年前の半分以下に減少し、5,714人です。
介護職は仕事の負担が大きい割に賃金が低く、日本人入学者の減少が続いています。介護福祉士は、高齢化が進む中、ニーズが高まってきています。介護福祉士は、介護現場で中核的な役割を果たしています。留学生が増えているのはいいことですが、多くの日本人の若者にも目指してほしいものです。そのためにも処遇改善が必要です。

(2018年9月18日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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