会社規模による男性有休取得率の差

男性の育休取得率は、会社の規模に大きく左右されます。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によれば、従業員1,001人以上で男性正社員の育休取得率が0%だった会社は47%でしたが、101~300人では84%、31~100人の会社では91%にまで跳ね上がっています。育児などで男性が休暇や休業をとりやすい雰囲気があるか聞いた質問においても、31~100人以下の会社は、ある、まああるは計63%にとどまっています。中小では男性の育休があまり歓迎されないようです。
厚生労働省の雇用均等基本調査によれば、男性の育休取得率は2018年度に6%で10年前の5倍に伸びたが、女性の82%より大幅に低くなっています。政府は2020年度に13%を目指しています。

(2020年2月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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