保活の負担緩和

 介護休業法では、子どもが原則1歳になるまで育休を取れることになっています。しかし、待機児童の多い都市部では、年度途中に1歳になっても認可保育施設の空きが出ることが少なく、入園することができない場合が多くみられます。そのため、子どもが1歳になったら、認可保育施設に入れるよう事前に予約できる制度が作られることになりました。
 入園予約制が導入されれば、子どもが1歳になる年度途中から0歳児クラスに入れたり、育休後の年度初めから1歳児クラスに入れたりすることができるようになります。厚生労働省は保育所を探す保活の負担を和らげ、安心して育休を取れる環境を整える考えです。予約制は育休をフルに取りたい保護者のニーズに応える制度であり、予約ができる人は保活のチャンスが事実上増えることになります。

(2016年8月25日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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