保育施設の定員数

 厚生労働省は、保育所の定員見込みや待機児童の実態に関する情報を地域ごとにきめ細かく公表するよう自治体に要請するようにします。政府は、6月にまとめた子育て安心プランに沿って、2020年度までに待機児童をゼロにする目標を掲げ、新たに保育所定員を22万人分整備する方針です。
 保育施設とは、保護者に代わって子育てを受け持つ施設で、対象となる子どもは原則0歳~小学校入学前までです。施設の広さや設備といった国の基準を満たした認可保育所と、それ以外の認可外保育所があります。2015年度から子ども子育て支援新制度が始まり、認可保育所のうち子どもを619人の少人数で預かるミニ保育所(小規模保育所)が都市部を中心に増加しています。子どもを5人まで預かる保育ママ(家庭的保育)や幼稚園と保育所を両立する認定こども園も始まっています。

(2017年6月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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