保育補助者

 保育補助者は、保育士資格が不要であり、子どもの遊びの準備や外出時の引率などで保育士の指示を受けて動く人のことを言います。一方、保育士は専門学校や大学の養成課程を終えるか、試験に合格する必要があります。保育士の業務をサポートする保育補助者を育成する動きが、官民で広がってきています。民間で主婦らを対象に保育スキルを習得する場を開設されたり、東京都などでも保育補助者の養成が進んでいます。
 保育要員が不足していると答えた保育施設は25%に上っており、このうち、保育補助者が不足していると答えた施設は11%です。この保育要員の不足が、児の入所制限を招いています。保育士は慢性的に不足しているため、保育士資格が不要な保育補助者の育成にも力を入れることにより、保育現場の繁忙感の軽減につなげるのが狙いです。

(2017年9月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。