健康寿命とは

 健康寿命とは、健康上の問題で日常生活に支障がなく暮らせる健康な期間を言います。3年に1回実施される国民生活基礎調査の大規模調査で、「現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」への回答「ある」「ない」をもとに、年齢や人口などを考慮し、算出されます。日本で最も健康寿命が長いのは、男女ともに山梨県です。
 2010年と2013年を比較すると健康寿命は女性が0.59年、男性が0.77年延びています。同時に不健康な期間は、女性が0.28年、男性が0.11年短くなっています。健康寿命が短いと、治療や介護を要する期間が長くなり、肉体的、精神的、経済的な負担が大きくなります。男性に比べて、女性の方が平均寿命が長いのですが、平均寿命と健康寿命の差、つまり不健康な期間が長くなっています。今後は寝たきり女性を減らすため、いかに健康寿命を延ばすかが大切となります。

(2017年8月15日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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