健康寿命の延長

 厚生労働省の研究班の調査によれば、健康的な生活習慣の人とそうではない人で、自立した生活が送れる健康寿命に最大で約2年の違いがあることが判明しました。65歳以上の9,746人を9年間にわたり追跡調査した結果です。健康的な生活をした場合は、要介護になったり亡くなったりするリスクを半減することができます。
 健康的な生活習慣の判断材料としては、①たばこを吸わないか禁煙して5年以上、②1日に平均30分以上歩く、③平均睡眠時間が68時間、④野菜を多めに取る、⑤果物を多めに取るの5項目を検討しています。健康寿命について解析したところ、01項目の人との差は、2項目で11.5か月、3項目で17.4か月、4項目で23.9か月、5項目で25.4か月健康寿命が延長します。5項目該当する人は、01項目人と比べて、死亡したり要介護認定になったりするリスクが半分程度になります。

(2017年7月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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