働く女性の健康増進調査―Ⅱ

ヘルスリテラシーと健康行動
現在または過去に、不規則な月経や正常でない出血等、月経に関する異常があったと回答した人が約半数みられましたが 、「何もしていない」人が最も多くを占めていました。しかし、ヘルスリテラシーの高い人の場合は、これらの症状があった場合に、市販薬や医師の処方薬を飲む、婦人科・産婦人科、内科を受診するといった対処行動をとっていました。この傾向は、更年期症状や更年期障害に関して質問した結果においても同様でした。その他、ヘルスリテラシーの高い人の方が婦人科系のがん検診を受診していますし、健康アプリ等を使って月経周期を把握している等、ヘルスリテラシーの高さが女性の健康行動に関連していることが明らかになりました。

 

つまり、女性に関するヘルスリテラシーの高い人は、女性特有の症状があった時に対処できる割合が高いことを示しています。

(働く女性の健康増進調査2018)
(吉村 やすのり)

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