働く女性の健康増進調査―Ⅳ

不妊治療
望んだ時期に妊娠ができなかった時に不妊治療を始めなかった理由としては、「治療にかかる費用の負担」(29%)、「仕事と治療の両立が困難だから」(21%)が上位を占めていました。不妊治療が必要となった理由としては、「仕事との兼ね合いで妊娠のタイミングを逃してしまったから」が約28%で1位、次いで「不妊治療が必要な人はまれだと思っていたから」が約26%でした。不妊治療を開始する前に知っておきたかったこととして、「不妊治療にかかる費用」、「治療の内容」、「治療によって妊娠する確率」、「検査の内容」、「妊娠しやすい年齢」、「不妊治療 を開始すべき時期」等がいずれも 40%程度でした。
仕事との両立が困難なために不妊治療を始めなかった人や、仕事との兼ね合いで妊娠のタイミングを逃してしまった人が一定数おり、妊娠を希望した人が仕事と両立を図れるような環境づくりが大切であると考えられました。

 

(働く女性の健康増進調査2018)
(吉村 やすのり)

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