働く女性の割合

総務省が発表した2017年の就業構造基本調査によれば、25~39歳の女性のうち働く人の割合が75.7%と過去最高を更新しました。人手不足に拍車がかかる中、企業が短時間勤務など多様な働き方を認めて、育児世代の女性を採用しています。15~64歳の女性の有業率(仕事をしている人の割合)は68.5%でした。2012年の前回調査を5.4ポイント上回り、最高でした。このうち働き盛りにあたる25~39歳は2012年から5.9ポイント高くなっています。
25~39歳の女性は子育てなどを機に仕事を離れることが多くなっています。前後の世代に比べて有業率が低くなる傾向があり、М字カーブと言われています。高齢者の就労も広がっています。60~64歳の男性の有業率は、2012年から7.2ポイント高まり79.9%でした。15~64歳全体の83.3%との差がほとんどなくなり、60歳代前半まで働くことが一般的になっています。65~69歳の有業率も5年前から7.3ポイント上がっており、60歳代の就労拡大が目立っています。パート労働者ら非正規社員のうち、勤務時間を短くするなど就業調整をしている人は26.2%でした。男性は14.2%、女性は31.7%です。

 

(2018年7月14日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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