先進医療による白内障手術

厚生労働省は、4月以降、白内障手術を生命保険会社の医療保険の先進医療保障の対象外とする方針です。白内障は高齢者がかかりやすくて手術も増えており、保険会社の先進医療特約の支払件数の大半を占めています。先進医療特約は月数百円のわずかな上乗せ額のため、販売が伸びています。保険の恩恵もあり、先進医療の白内障手術は急増しています。
厚生労働省によれば、2018年7月から1年間で5年前の5倍近くの約3万4千件にも達しています。厚生労働省の審議会は、多焦点レンズの白内障手術を先進医療から外すと決定しました。4月から実施する見通しで、連動して民間の先進医療保障からも外します。公的保険対象にもなりません。1件あたり60万~70万円ほどと高額ですが、手術する人が多くなっています。

(2020年1月15日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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