光免疫療法の実用化

光をあててがん細胞を壊す光免疫療法は、米国立保健研究所(NIH)の研究員が開発しました。近赤外光をあてると反応する化学物質と、特定のがん細胞に結びつく性質があるたんぱく質(抗体)を結合させた薬を注射します。抗体はがん細胞とくっつき、それに近赤外光をあてると、がんに集まった薬と光が反応し、がん細胞を壊し、これをきっかけに免疫細胞は活性化します。
実用化を目指す米国の楽天メディカルは、2015年から治験をしてきました。これまで、手術や抗がん剤などの治療で効果がなかった米国の30人の頭頸部がんの患者を対象にした治験の結果、4人はがんが消え、9人は縮小したと報告しています。さらに多くの患者を対象に有効性や安全性を確認するための第3相の治験を、米国や日本などで始めています。

(2019年7月2日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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