児童扶養手当

 児童扶養手当は、両親の離婚や死亡などで、一方の親からしか養育を受けられない子がいる家庭に支給されます。所得によって月額が決まっており、今年4月からは児童1人の場合に最大42,290円、2人目に最大9,990円、3人目以降に最大5,990円が支払われます。2010年に父子家庭にも対象となり、2012年にはドメスティックバイオレンスで裁判所から保護命令が出された場合も受給できます。児童扶養手当を受給しているのは、全国で約104万世帯にも上ります。支給時期は年3回(4812月)で、4カ月分ずつ受け取る仕組みになっています。
 まとめ支給には、受給者から「やりくりが難しい」として、見直しを求める声が上がっていました。厚生労働省はこうした事情に配慮し、支給回数を現在の年3回から6回に増やすことを検討しています。現在は4カ月ごとにまとめて支給されていますが、2カ月ごとにすることが検討されています。

(2017年8月17日 毎日新聞)
(吉村 やすのり)

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