再びSTAP細胞の謎

小保方氏が作製したSTAP細胞の存在が事実であるとするなら、
①   若山氏から受け取ったマウスの細胞
②   そこから小保方氏が作ったとされるSTAP細胞
③ 小保方氏のSTAP細胞から若山氏が作ったSTAP幹細胞

の3種が同一でなくてはならない。

①   は目印となる遺伝子が18番目の染色体にあった。小保方氏のSTAP細胞の一部、つまり➁の1部の細胞で8番目の染色体が3本ある異常があり、この異常を持つマウスは生まれない。③の幹細胞では目印となる遺伝子が18番目にあった。また、小保方氏の冷蔵庫にあったESと表記されていた細胞は、15番目の染色体に目印となる遺伝子があった。

小保方氏の作製したSTAP細胞から作った幹細胞は、若山氏が小保方氏に渡したマウスと異なっていた(証拠1)。小保方氏の作製したSTAP細胞の一部に8番目の染色体が3本あった(証拠2)。STAP細胞は生後1週間のマウスから作製されたとしているが、このようなマウスは生まれないで流産になってしまう。もう一つ小保方氏がSTAP細胞を作製していないかもしれない状況証拠として、STAP細胞と同じ目印となる遺伝子が15番目にあるES細胞が、小保方氏の研究室にあったことが理研の調査でわかった。

これらの調査結果を見るとSTAP細胞の存在は否定せざるを得ない。後は小保方氏ができることを証明することである。

(2014年6月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。