再生可能エネルギー

再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱など自然の力を使って発電するエネルギーのことをいいます。自然エネルギーと呼ばれることもあります。石油や天然ガス、石炭といった化石燃料と違い、二酸化炭素(CO2)を出さないため環境に優しいエネルギーとして注目されています。再生可能エネルギーの中でも普及しているのが、太陽光発電と風力発電です。風の量や日照時間など自然環境によって発電量が左右されるため、稼働率の低さや発電コストが高いことが課題でしたが、欧州では大量導入でコストが下がってきています。
再生可能エネルギーの発電容量は、世界で21億kwを超えています。日本は2012年に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を導入しましたが、普及が遅れています。日本で発電量に占める再生可能エネルギーの比率は、2016年時点で約15%で、欧州主要国と比べて極めて低い状況です。現状では電源の約8割を、石炭や天然ガスなどを燃料とした火力が占めています。2080年度には再生可能エネルギー比率を、22~24%に高める目標を掲げています。

 

(2018年7月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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