出生数80万人割れ

2022年に国内で生まれた子どもの数(外国人を含む出生数)は79万9,728人でした。1899年以降、初めて80万人を割り込みました。国内生まれの日本人に絞り込んだ出生数は6月に公表されます。76万人台になる可能性が高いとされています。40年前の1982年の出生数は151.5万人で、40年間でほぼ半減したことになります。
出生数が1998年の120万人から20万人減って100万人を切ったのは18年後でした。2015年の100万人から20万人減って80万人を割り込んだのは2022年で、7年しかかかっていません。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、国内の日本人に限った出生数が76万人台になるのは、2034年と見込んでいました。12年早く少子化が加速化しています。

(2023年3月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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