出稼ぎ魅力度指数の減少

景気低迷が続き、賃金が上がらない日本を見限り、高額報酬を求めて海を渡る日本人が後を絶ちません。OECDによると、日本の平均賃金は34カ国中24位で主要7カ国(G7)で最低です。外国人労働者にとっても、日本は魅力的な国とは言えなくなりつつあります。
第一生命経済研究所は、最低賃金をベースに日本で働いた場合、自国の何倍の賃金を得られるかを出稼ぎ魅力度指数として試算しています。2011年と2021年を比較すると、ベトナムは38.7倍から20.5倍、中国は7.8倍から3.6倍と10年で大幅に減少しています。発展途上国の経済成長に伴い、日本との賃金差は縮まっています。優秀な人材が海外に流出し、外国人労働者も集まらない傾向が強まっています。つなぎ留めには、賃上げや生産性の向上が必須です。

(2023年3月5日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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