副校長・教頭の役割

副校長・教頭は、学校の中で最も忙しい立場にあります。校長を補佐する№2として、人事、カリキュラム編成から校舎管理、保護者への対応まで幅広く目配りする要の立場です。教員の中でも、副校長・教頭の時間はとりわけ長くなっています。文部科学省の2016年度調査によれば、平日の平均勤務時間は、小学校で12時間12分、中学校で12時間6分で、一般の教員よりもそれぞれ57分、34分長くなっています。
教頭は学校教育法で、校長を助け、公務を整理し、必要に応じ児童の教育を司ると定められています。副校長は、校長を助け、校長から任された校務を自らの権限で処理できます。副校長・教頭は、教育現場を取り仕切る要のポジションです。現実には世代交代期で適齢期の人材が少ない上、多忙を敬遠して志望者も少なくなっています。副校長・教頭で特徴的なのは、降格を希望するケースが後を絶たないことです。

(2018年11月8日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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