勉強を好きになる子

 東京大学とベネッセは、全国の小1~高3の子ども約16千人とその保護者を対象に、勉強について調査しています。それによれば、小4では68%が勉強について好きと答えていますが、中2では嫌いが約57%になり、高1と高2では60%を超えていました。学年が上がるに連れ、勉強が嫌いになる子どもが増えています。
 勉強をする理由を小5以上に尋ねたところ、勉強が好きになったという子どもは、新しいことを知ることがうれしい、希望の進学先に進みたい、友達に負けたくないと回答しています。一方、先生や親に叱られたくないという動機は、嫌いなままの子どもの方に多くみられました。また、好きになった子どもに勉強方法を尋ねたところ、テストで間違えた問題をやり直す、繰り返し書いて覚えるなどと回答しています。勉強に限らず、小さい頃から何かに夢中になる経験が、多様な学びの動機づけにつながります。

(2017年4月25日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。