医師復職のための研修

東京都は、免許を持ちながら育児や介護などで離職中の医師を都立病院で受け入れ、復帰に必要な医療技術を指導する研修を施します。修了者には民間の医療機関への復職を促します。人口が集中する都内では高齢化が急速に進み、さらに医療の需要も増える見通しです。小児医療など専門性の高い都立病院の知見を生かし、復職を後押します。
事業では特に出産や育児などで離職者が多い女性に参加を促す方針です。厚生労働省の調査によれば、全国の女性医師の就業率は、30歳代後半が73%と、20歳代の95%から大きく落ち込んでしまいます。研修期間は2カ月程度で5カ月まで延長を受け付けます。研修中は非常勤の職員とし、都が給与を支払います。研修を終えた医師には民間の医療機関に復職するよう求めます。

(2018年12月4日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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