博士課程修了者の借り入れ

文部科学省の調査によれば、大学院博士課程の修了者の約4割が奨学金などの返済を抱えています。借り入れ有りは、社会人学生や留学生では約15%にとどまるのですが、一般の学生は約60%に達しています。一般の学生の借りた金額は300万円以上が最も多く、42%を占めています。授業料の免除措置があったかを尋ねると、全額免除が13%、一部免除が29%で、免除なしは55%でした。
博士号を取得した後も、研究者は期限付きで雇われることも多く、安定した収入が見込めるとは限りません。研究を続けたいと考えている人が、経済的な負担なく続けられるような制度の確率が強く望まれます。

(2018年4月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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