在宅医療に携わる人々

在宅医療とは、通院が困難な患者が自宅などで医師の治療や診察を受ける医療サービスの一つです。医師が定期的に自宅を訪れる訪問診療や、患者の求めに応じた往診もあります。訪問診療は月に数十万件規模の利用があります。高齢化が進んだことで多死社会となり、住み慣れた自宅や地域で人生の終末期を過ごしたいという人が増え、在宅医療の需要が拡大しています。
在宅医療に携わるのは医師だけではありません。看護師や歯科医、薬剤師、介護職ら多くの職種が連携して取り組んでいます。医師を支える立場の訪問看護師の役割は特に重要です。在宅療養支援病院と在宅療養支援診療所が拠点ですが、通常の診療所が手掛ける例も少なくありません。普及には24時間対応が壁となっています。

(2018年8月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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