在宅医療

 高齢化で自宅で療養する人が増える中、かかりつけ医を中心とした医療機関の連携も進んでいます。病気が疑われる時、頼りになるのが身近なかかりつけ医です。生活習慣病が増える中、かかりつけ医の主な役割は、病気が悪化しないよう外来診療を通じ、患者の健康を継続して管理することです。また外出がままならない患者の自宅などを定期的に訪問し、長期入院を防ぐことも重要な役目となっています。
 しかし、かかりつけ医は、病院の医師に比べすべての在宅医療をカバーできるほど多くありません。そのため地域によっては、医療機関が連携し、かかりつけ医をサポートしています。またかかりつけ医が診ている患者の容体が急変し、急性期病院への入院が必要になっても、ベッドの空きがないということはよく起こります。こうした時は、後方支援病院ネットワークが入院できる病院を紹介しています。かかりつけ医が手いっぱいという時は、在宅療養支援診療所24時間ネットワークが代わりに対応します。また専門外だという病気について、詳しい知識を持つ医師に相談できるようになっています。

(2018年5月28日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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