外国人労働者の増加

法務省によると、2017年末現在、日本で暮らす外国人は、約256万人で過去最多となっています。5年前の2012年末は、約203万人だったのが、約2割増えています。国別では中国約73万人、韓国約45万人、ベトナム約26万人の順になっています。256万人のうち仕事をしている外国人は、半数の約128万人です。最も多いのは、永住者や日本人と結婚した人の約45万9,000人です。就労目的の在留資格は、医師や弁護士ら高度な専門人材に限ってきました。約23万8,000人いますが、全体の19%に過ぎません。
近年、増加が顕著なのは、技術実習生と留学生です。技能実習は、外国人に働きながら技術を習得してもらう制度で、1993年に始まりました。帰国後、技術を生かして国の発展に寄与してほしいという国際貢献の観点から導入され、今約25万8,000人います。技能実習生や留学生は、単純労働の現場で、安価な労働力として利用されてきた側面もあります。

 

(2018年11月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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